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アザラシについて

「鰭脚目」のアザラシについて

ゴマフアザラシ
学名 Phoca largha
サイズ 体長 ♂170cm前後 ♀160cm前後
体重 約80~120kg
英名 Spotted (larga) seal
分布 オホーツク海、ベーリング海、チュコート海、ほか
寿命 30~35年
生息数
(推定)
オホーツク海 13万頭
ベーリング海 13万頭
生態 主に沿岸生活期と、流氷帯での繁殖期に分けられます。出産、育児の行われる3~5月初めにかけてはオホーツク海やベーリング海の海氷(流氷)の南限域に沿って分布し、緩やかな集団を作っています。紋別周辺では12月中旬から3月くらいにかけて見られます。出産は2~4月頃で、特に3月中旬~下旬に多く授乳期間は2~3週間で、離乳の頃には白い産毛が抜けて親と同じゴマ模様があらわれます。この頃は、母親アザラシと赤ちゃんそして雄のアザラシの家族群ができます。この雄は父親ではなく、母親の育児が終わり発情するのを待っている雄なのです。交尾期が終わり流氷もなくなる頃にはゴマフアザラシも移動を始めます。ほとんどの個体は北上しますが、その年に生まれた子供の中には南下してしまい本州で見られることもあります。
ワモンアザラシ
学名 Pusa hispida,P.h.ochotensis
サイズ 体長 ♂140cm前後 ♀130cm前後
体重 60~70kg
英名 Ringed seal
分布 北極海、北太平洋、北大西洋などの北極圏、北海道近海の流氷上で繁殖
寿命 約40年
生息数
(推定)
約350万頭~600万頭
うちオホーツク海 約80~100万頭
生態 主に北極圏に生息するアザラシで、世界中で最も小型のアザラシです。背中の模様が輪がいっぱい並んでいるためワモンアザラシといいます。出産と育児は氷の折り重なった裂け目の中に育児室をつくり2ヶ月以上続きます。海洋哺乳類の中では唯一このように子育てのための巣をつくります。本来の生息域は北極圏ですが、北海道周辺でも時々見られ、紋別の海でも毎年目撃されています。小型の甲殻類や魚などいろいろなものを食べます。
クラカケアザラシ
学名 Histriophoca fasciata
サイズ 体長 ♂、♀約160cm
体重 約95kg
英名 Ribbon seal
分布 ベーリング海とオホーツク海で繁殖し、オホーツク海の固体は夏の間チュコート海で過ごします。
寿命 ♂約30年 ♀約23年
生息数
(推定)
約24万頭
うちオホーツク海には14万頭が生息していると言われています。
生態 沿岸にあまり近付くことはなく、4月頃ゴマフアザラシよりも厚い流氷上で繁殖します。 食物は、外洋の深い所に住む魚やエビ、イカなどで幼若個体はオキアミなどを食べます。 新生児(pup)は白色で、若い個体は銀灰色で黒っぽいですが、大人になるにつれて全体が黒く、首、腰、前足の付け根から腰にかけて馬の鞍のような白いラインが現れます。
ゼニガタアザラシ
学名 Phoca vitulina,P.v.stejnegeri
サイズ 体長 ♂190cm ♀170cm
体重 150kg
英名 Harbor seal
分布 北海道周辺にすむ亜種では道東沿岸から千島、
アリューシャン列島、襟裳岬周辺に生息、
その他は北太平、北大西洋に分布
寿命 ♂約20年 ♀約30年以上
生息数
(推定)
北海道 約800頭(2002年)
千島 約1500頭(1970年)
生態 北海道で見られるゼニガタアザラシのほとんどは暗色型と呼ばれる、黒地に白い銭模様(輪模様)があるため、この名前がつきましたが、ごくまれに明色型と呼ばれるゴマフアザラシに似たものもいます。 沿岸の特定の岩礁上で通年生息しています。メスは繁殖期のみ岩礁で生活しますが、普段は回遊しているようです。岩の上で出産、育児を行うため産まれてくる子供は、母親の体内で白い毛が抜けてしまいます。 日本で唯一繁殖する鰭脚類(ききゃくるい)ですが生息数は約800頭で極端に少なく、環境庁で絶滅危惧IB類に指定、文化庁では天然記念物指定への動きが1974年にありましたが、いろいろな問題があり今も実現していません。
アゴヒゲアザラシ
学名 Erignathus barbatus
サイズ 体長 ♂♀ともに210~240cm前後
体重200~250kg
英名 Bearded seal
分布 北太平洋、北大西洋、北極海などの北極圏だが一部北海道近海に流氷とともにやってくることもある
寿命 ♀で31年の記録がありますが普通は25年以下のようです
生息数
(推定)
約60万頭~100万頭ですが詳細は不明です
生態 本来の生息域が北極圏のため、北海道でもほとんど見られることはありません。 ほかのアザラシにくらべて大型でヒゲがとても長く密生し、全身に斑紋をもつものもいますが、ほとんどは目立たないため、灰褐色一色に見えます。生れてくる子供は母親の胎内で新生児毛が抜け落ちます。また、他のアザラシの乳首が1対なのに対して、2対あることや、胴長で頭が比較的小さいこと、魚以外にもナマコやカニやエビ、二枚貝や巻貝などをたくさん食べるなどの特徴があります。
≪参考文献≫
D.W.マクドナルド編 動物大百科第2巻 海棲哺乳類 平凡社 1991
伊沢紘生ほか編 日本動物大百科第2巻 哺乳類 平凡社 1996

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